スマートポスプロ2030に向けて
Guidlines for "SMART PosPRO VISION 2030"
スマートポスプロ VISION 2030に向けて
2025年は、国内でラジオ放送が開始されてちょうど100年にあたります。
当社では、放送業界３０余年にわたり携わってきた様々な先進技術を取り込んで参りましたが、
まず、2025年を目指し、次世代のスマートポスプロを模索しています。
＜当社の想定する2030年以降のスマートポスプロ＞
「映像だけがメインとなる時代は、終わる！」
2023年以降は、ほとんどの制作会社が、AI 搭載量子PCを用いて、AI アプリを使用し、場合によっては、タブレットを使用して全自動で編集作業を行えるようになります。どのカットのつながりが魅力的にみえるのか？ 視聴率やアクセスが上がるのか？
クラウドAI と量子データベースと参照し、ディレクターは、最善の編集結果を選択できます。これはテレビコマーシャルをフレキシブルに変化する要素を与えます。
つまり従来のテレビ広告は、ほぼ意味が無くなるでしょう。
つまり従来のテレビ広告は、ほぼ意味が無くなるでしょう。
さらに2025年以降は、量子パソコンやタブレットなどの登場で、今までハードルの高かった、放送での納品も AI 技術で自動調整され、従来のポスプロが行っていた作業が、ほぼ
無くなり従来のポスプロの使命は、2030年までにほぼ終焉を迎えます。
制作会社も、映像編集アプリケーションの進化で、昨今 のYouTuberが抵抗なく編集を行っているように、さらに世間一般の方の編集という作業ハードルが下がり、次世代 iPhone 自動編集機能などで、誰でも出来、ポスプロ作業無しで放送納品まで実行可能です。
放送業務用のENGカメラにも自動編集モードが 付き、顔認証にタグ付けされたメタデータと一緒に自動編集が可能になり、中継車なしで、そのまま現地でオンエアーできます。 またナレーションなども、音声合成や、AI ミキシングなどにより、MA作業なども映画などの大作を除き、必要がなくなります。
これは、撮影技術などプリプロダクション工程も大幅に変化します。
For example, characters or actors in a program are displayed as life-size 3D objects that can be integrated into the viewer’s living room when viewed through a smartphone or tablet camera.
This makes the viewers feel as though the characters or actors have stepped out of the television screen.
2030年から地デジ放送は、HDから4Kへそして8Kへ進みますが、その際、テレビ受像機だけの放送ではなくなります。 NHKが、DIVERSE VISION を掲げているように、あらゆる端末で視聴できるようになります。
テレビ放送は有事・災害・事件などの報道だけの扱いになり、IP配信ならではの、新たな番組・テレビ広告が配信されます。
テレビ放送は有事・災害・事件などの報道だけの扱いになり、IP配信ならではの、新たな番組・テレビ広告が配信されます。
今までのポスプロが担っていた工程が無くなり、全く違った制作進行を行います。
XMLをさらに進化させた物理メタデータを生成・活用し、映像と音声と視聴空間を紐づけし、新たな視聴空間を提供します。
また、番組も広告枠という範囲を超えて IP配信し、出演者と視聴者が直接会えるようになるでしょう。
このような技術要素が、次世代のスマートポスプロに求められます。また制作会社も同様に、その技術が提供されながら、進行するでしょう。
このように、従来の放送枠を超えて、DIVERSE VISION となって、皆様の視聴環境を豊かにする技術要素を研究し、
10年後のメディアのあり方を模索していきます。
株式会社ティーファイブプロジェクト
未来ビジョン放送システム担当
2020年10月 初稿
2024年01月 第２稿
※DIVERSE VISIONは、NHK STRL の商標です。
※当社が掲げる「SMART PosPRO VISION 2030」は、当社の運営指針であり、放送業界やポスプロ業界全体の指針ではありません。
※TBSグループが2021年5月に掲げた「VISION2030」とは、関係がありませんので、ご留意ください。